【発達性トラウマ】人を信じたいのに、信じられない方へ

人を信じたい。本当は、信じたいけど。
優しくされると、裏があるんじゃないかって疑ってしまう。
相手は何も悪いことしてないのに。
少しでも違和感があると、「ほら、やっぱり」って壁を作ってしまう。
誰かに頼りたい。助けてほしい。
でも近づきすぎると、息が詰まるし、
離れすぎると、寂しくて不安になる。
自分から関係を壊してしまうこともある。
本当は、安心して人を信じたいのに。
どうやったら信じていいのか、わからない。
- 気づけばいつもひとりぼっち
- 悪口を言われたり嫌がらせを受けやすい
- 恋愛でも浮気や束縛をされる
- 都合のいい人になって利用されてばかり
- 衝動的に環境をリセットしたくなる

人を信じたいのに、信じられない。
そんな矛盾の中で、ずっと苦しんでこられたんですよね。
それは、あなたの性格のせいではありません。
知られざる発達性トラウマ
トラウマには、2つのタイプがあります。
事故や事件など、一度の大きな衝撃で受ける傷と、
幼いころから長い時間をかけて繰り返し刻まれた傷です。
後者が、発達性トラウマと呼ばれるものです。
特別な事件がなくても、心に深く残ることがあります。
その反応には、理由があります
たとえば、こんなことはありませんでしたか?
- 両親がいつも喧嘩していた
- 厳しくしつけされた
- 自分の意見は聞いてもらえなかった
- きょうだいと常に比べられた
- 頑張っても認めてもらえなかった

そんな些細なことで、と思われるかもしれません。
ただの気にしすぎだと、頭では判断しようとしているかもしれません。
でも、あなたの体や神経は、そうは思っていません。
今も、あなたを守るために、必死に反応し続けているのです。
なぜ、トラウマに気づきにくいのか
カウンセリングを受けられる方の中にも、 「自分はトラウマなんてない」 「親にひどいことをされた記憶はない」 そうおっしゃる方は少なくありません。
でも、詳しくお話を伺っていくと、 「当時のことをあまり覚えていない」 「思い出そうとすると、霧がかかったようになる」 そんな状態であることに気づきます。
実は、これこそが脳の仕組みによるものです。
目の前の日常をこなすために、 脳が、その場では処理しきれなかった情報を 一旦冷凍保存して、心の奥底に置いておく。
でも、冷凍庫の中にあるものは、食材と同じです。 見えなくなっただけで、そこに存在し続けている。
そして、じわじわと劣化し、今のあなたに影響を与え始めます。
だから、トラウマなんてないと思っている方こそ、 ほんの少しだけ、自分の内側に目を向けてみてほしいのです。
人との関係に苦手意識があるのも、 信じたいのに信じられないのも。
もしかしたら、心の奥にある凍ったままの記憶が、 今のあなたに、そうさせているのかもしれません。
人間関係に現れる、2つの反応
1. 「離れるのが怖い」から、もっとくっつこうとする
「嫌われたらどうしよう」
「見捨てられるんじゃないか」
「バカにされるんじゃないか」
そんな強い不安から、神経は常に張り詰めています。
本当は違うと思っていても相手に合わせ、相手の欲求を満たそうとしてしまいます。
心の奥では「認めてほしい、愛してほしい」という渇望が、行き場を失ったまま溜まっていきます。
それが恋愛において、一気に溢れ出します。
「必要とされたい」「つながっていたい」
そう願うあまり、相手に強く執着したり、自分のすべてを投げ打って尽くしすぎてしまう。
「もうやめたい」と思っているのに、止められない。
2. 「近づくのが怖い」から、あえて離れようとする
「もっと近づきたい、愛してほしい」
そう願う一方で、いざ距離が縮まると、得体の知れない恐怖や息苦しさが湧き上がる。
関係が近づくほどに、
「ダメな自分、変な自分が見限られてしまうんじゃないか」
そんな強い不安が湧き上がり、逃げ出したくなってしまう。
「自分は一体、どうしたいんだろう?」
「好きなのか、嫌いなのかすら分からない」
そんなふうに混乱してしまう。

一見、真逆に見えるこの2つの反応も、元を辿れば同じ場所に行き着きます。
どちらも、あなたが安全に生き延びるために必要だった「適応反応」です。
脳の冷凍庫に眠っていた「凍った記憶」が、今もあなたに影響を与え続けている。
だから、思考(頭)で解決しようとしても無理があるんです。
どんな過去を歩んできたとしても、
自分を癒す力は、あなたの中にあります

人間関係は、木の実のようなもの。
枝葉(表面的な行動)だけを変えようとしても、 根っこ(心の土台)が揺らいでいれば、 同じパターンが繰り返されます。
その根っこを凍らせているのが、脳の冷凍庫に眠っている「凍った記憶」です。

変わるために必要なふたつのアプローチ
トラウマは思考だけで解決しようとしても届かない、体(神経系)の深い場所に刻まれています。
だから、解決には「体」と「心」の両面からのアプローチが欠かせません。
・体から整える
凍りついたままの神経系をゆっくりと緩めて、安心感を取り戻していきます。
・自分と対話する(インナーフレンド)
自分の中にいる「もう一人の自分」を、少しずつ心強い味方に変えていきます。
思考ではなく、体と心の深い場所から変わっていくプロセスです。無理にがんばらなくても、自然に自分を癒していくことができます。
もし今、その一歩を踏み出すのが少し怖いと感じているなら、まずはお話を聞かせてください。


