好きなのにうまくいかない!不安型と回避型カップルが別れられない理由
仲が良さそうに見えたかと思えば、急に距離ができる。
別れたはずなのに、また戻ってしまう
――そんな「くっついたり離れたり」を繰り返すカップル、あなたの周りにもいませんか?
もしかしたら、このブログにたどり着いたあなた自身も、
「どうして自分たちは離れられないんだろう」と、悩んでいるかもしれませんね。

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。
好きなのに、くっつくとケンカする。
けど、離れることもできない。
「好きなのか嫌いなのか、自分でもわからなくなる」
――そんな状態が続くと、本当に心が疲れてしまいますよね。
恋愛に悩む方から、「好きなのに、どうしてもうまくいかない」という声をよくお聞きします
たとえば、こんなご相談があります:
- 「彼に『変わらなくていいよ』と言われたけど、本当にそう思っているのでしょうか?」
- 「LINEの既読がつかない、嫌われてしまったんでしょうか?」
- 「同じ恋愛パターンばかり繰り返している気がします。何がいけないんでしょうか?」
苦しい恋愛にハマると、自分を責めたり、相手に期待しすぎてしまったり…負のループに陥りやすいもの。
頭では「もうこんな恋愛は嫌だ」と思っているのに、なぜか同じパターンを繰り返してしまうんですよね。
でも、このすれ違いにはちゃんとした理由があるんです!
それが「不安型」と「回避型」という愛着スタイルの違いです。
この記事では、この2つの愛着スタイルがこの組み合わせがどうしてすれ違ってしまうのか掘り下げて、より良い関係を築くためのステップをお話していきますね。

どうしていつもケンカばかり?不安型と回避型のカップルが陥る恋愛パターン
不安型パートナーの特徴と気持ち
不安型の人は、期待に応えてもらえないと感じると、不安がどんどん募り、つい相手を責めてしまうことがあります。
例えば、不安型の彼女は、彼が忙しくてLINEの返信が遅れただけで、思わず
「もう私に飽きたの?」
「本当は好きじゃないの?」
と問い詰めてしまうかもしれません。
「あなたは冷たい」
「心の距離を感じる」
「わたしの身体に関心がないの?」
――こんな言葉を投げかけてしまったことも、もしかしたらあるかもしれませんね。
本当は、もっと愛されたい、安心したいという気持ちが根っこにあるのですが、その思いが相手には「責められている」と感じられてしまうことが多いのです。

回避型パートナーの特徴と気持ち
一方、回避型の彼は、
「誰かに縛られること」や「親密さが深まりすぎること」を無意識のうちに恐れています。
不安型の彼女からの「もっと愛してほしい」「もっと近づきたい」という接し方が、彼にとっては「プレッシャー」と感じられることが少なくないのですね。
自分のペースを大切にしたい彼は、
感情を表に出さず静かに耐えることが多いのですが、
我慢が限界に近づくとこんなふうに心のなかでは思ってしまいます。
「なんでこんなに要求が多いんだろう」
「面倒くさいな」
「これ以上近づかれるのは嫌だ」
そして、彼女の態度に、
『またか…』とため息をついて、
さらに距離を置きたくなってしまうんですね
時には、彼女の気持ちを考える余裕がなくなり、つい冷たく突き放してしまうこともあります。
回避型の態度が、不安型の彼女の寂しさや不満をさらに募らせる
不安型の彼女が、「どうして愛してくれないの?」「もっと気持ちを伝えてほしい」と彼を追い詰めれば追い詰めるほど、彼はますます心を閉ざしてしまうのです。
結果として、
不安型はさらに相手に執着し、回避型はもっと距離を置きたくなる――。
その繰り返しが、
「別れられないけど、うまくもいかない」関係を作り出してしまうんです。

すれ違いを解消!不安型と回避型の恋愛改善術
このすれ違いを解消し、よりよい関係を築いていくためには、お互いを深く理解し、それぞれの行動パターンに気づくことがとても大切です。
不安型も回避型も、
相手を変えようとするのではなく、まずは自分自身の愛着スタイルを知ることから始めてみましょう。
「なぜ自分はこう感じるのか?」
「なぜパートナーはこう行動するのか?」
こうした問いを立てることで、問題の本質が少しずつ見えてきます。
自分の心のクセや、相手の行動の裏にある理由を知ることが、改善へのファーストステップとなるんです。
ここから、不安型と回避型それぞれに必要な具体的なアプローチをお話しますね
不安型さんへの恋愛アドバイス
不安型の人は、まず「相手に求めすぎない」「期待しすぎない」ことを意識してみましょう。
パートナーに愛情を求める気持ちは自然なことですが、そのすべてを相手で埋めようとすると、プレッシャーを与えてしまうことがありますよね。
その代わりに、自分の気持ちを整理する時間を持つことがとても大切です。
例えば:
- 日記をつけて、自分の感情を書き出す
- 信頼できる友人に話してみる
- 趣味に没頭して、心をリフレッシュする
こうした「自分で自分を満たす方法」を少しずつ見つけていきましょう。

また、感情を伝える方法を工夫することも大切です。
「どうしてわかってくれないの?」と感情的に伝えると、相手は防御的になりがちです。 その代わりに、「こういうとき、私は少し寂しいと感じるんだ」と、自分の気持ちをやわらかく伝えてみましょう。
こうした言葉で伝えることで、相手も安心してあなたの気持ちを受け止めやすくなりますよ。
回避型さんへの恋愛アドバイス
回避型の人は、まず「相手の気持ちにもう少し寄り添う」ことを意識してみましょう。
相手を遠ざけてしまう背景には、「傷つきたくない」「依存されたらどうしよう」という不安があるかもしれません。でも、親密さへの怖さは少しずつ和らげることができます。
大切なのは、小さなステップから始めること。
例えば:
- 「今日は、相手の話をもう少しじっくり聞いてみよう」と意識する
- 自分の気持ちを少しだけ正直に伝えてみる(帰り際にポツリと「今日は楽しかったな」などの短い言葉でもOK)
これだけでも、関係に少しずつ変化が生まれますよ。
さらに、パートナーに安心感を与える言葉、穏やかな態度やタイミングを選ぶことも効果的です。
相手が話しているときには、うなずいたり、質問をしたりして、積極的に共感の姿勢を示すのです
「そう思うのは当然だと思う」
「そうだったんだね、気づかなくてごめんね」
「それは確かに辛いよね」
こういった一言で、不安型のパートナーも安心感を抱きやすくなります。
不安型と回避型の関係は変えられる
不安型と回避型の組み合わせは、一見難しいように思えるかもしれません。
でも、お互いを理解し、少しずつ歩み寄る努力をすることで、関係は必ず変わり始めます。
愛が深まる可能性も十分にあるんです。
愛着スタイルは生まれつきのものではありません。
これまでの人生の経験や人との関わりの中で形作られたもの
だからこそ、柔軟に変えることができるんです。
もし「もっと自分を理解して、良い方向に変わりたい」と感じたら、一度専門家に相談してみるのも良い方法です。
心の奥にある感情や思考に目を向けることで、自然と相手への接し方や関係性も変わっていくようになります。
あなたのペースで大丈夫です。一歩踏み出したいと思ったときには、気軽にご相談くださいね。
