怒りの感情が苦手なHSPがしあわせに怒れるようになる方法

こんにちは。
HSPパラダイムシフトセラピーの心理カウンセラー立花やよいです。

 

「偉そうな人やすぐ怒る人が苦手・・。」

 

HSPさんにとっては、自分が怒られていなくても、

偉そうに怒っている人を見ているだけで辛い気持ちになりますよね。

わたしもそうでした。

 

しかも怒りの感情は昔からみんなに嫌われています。

できれば怒りたくない、

どんなことが起きてもクールに対応できる人と思われたくて、

無意識のうちに怒りを抑え込んでいました。

 

抑えられた怒りのエネルギーはそのまま溜まっていきます。

わけもなくいつもイライラして、

我慢と爆発を繰り返していました。

 

怒りは大切な感情表現の一つです

 

怒りの本来の役割は、

あなたとあなたの大切な人やものを守るためにある感情です。

 

あなたの中で感情を抑えてしまうと、

あなたの存在を否定することにもつながります。

 

本来外に向けて表出されるべき怒りの矛先が、

自分自身に向かうと「うつ病」にもなります。

 

きちんと怒りとして

感情のエネルギーを放出することが大切です。

 

あなたの想いはあなたの命そのものです。

あなたの命を尊重して、

あなたの気持ちを語ることを許しましょう。

 

相手を責めて優位に立つということではなく、

あなたの気持ちを伝えるという姿勢をもつことで、

あなたはあなたの命を肯定できるのです。

 

怒れないと、他人から粗末に扱われます

 

人間関係をうまくいかせるために、

上手なコミュニケーションは不可欠です。

 

怒りを抑圧し、

感じられなくて表現できないと、

利用しようと考える輩が集まります。

 

人間関係がうまくいかないのは、

うまく怒れないからです。

 

怒りを上手に表現できるようになると、

自然と心穏やかな人たちが集まり、

健康的な人間関係が構築できるようになります。

 

怒りの感情を取り戻し、

適切に表現していく方法を学びましょう。

 

自分も相手も傷つけない怒り方

Step1. 怒りの目的を理解する

何に怒っているかで、

人が何を大切にしているかがわかります。

 

たとえば、あなたが誰かに怒りを感じたら、

 

「わたしは、この人になにを傷つけられたと感じているのだろう?」

 

と自分へ問いかけてみてください。

 

怒りの感情は、

あなたが守ろうとしているもの、

大切にしようとしているもの

に気づくための魂からのメッセージです。

 

自分の気持ちを探ることで、

ほんとうはどうしたいのかがわかります。

 

 

Step2. 怒りの感情を否定せずに認める

 

怒りを感じないようにしても問題は消えません。

抑え込もうとすればするほど暴れ出します。

 

ではどうすればいいのか?

 

否定せずに受け止めるのです。

 

感情は体の感覚として現れます。

「腹が立つ」という表現がありますが、

怒りはお腹のあたりで感じることが多いからです。

どこに怒りの感情があるか体の感覚を探ってみてください。

 

 

Step3. 怒りを表現する

 

ふだん怒らない人は、

怒った顔もできないことが少なくありません。

 

まずは鏡に向かって

怒っている顔を練習してみましょう。

 

たとえば、

職場で一生懸命にやっているのに、

バカにされる、

業績や結果を出しているのに

人から軽くあしらわれる

といった場合は、

怒りを怒った顔で表現していないからです。

 

怒りの表現の第一歩は、

怒っている顔をすることです。

 

アクショントークとIメッセージで伝える

 

1.相手の行動
相手の性格や人格を否定するのではなく、あなたが不満に思っている相手の行動だけを言及します。

2.自分の気持ち
「つらかった」「悲しかった」「バカにされたと感じた」など、相手の行動によってあなたがどのような感情を抱いたのか、自分の気持ちを伝えます。

3.相手に対する要求
「優しくしてほしい」「大切にして欲しい」「尊重してほしい」など、相手に対する欲求を伝えます。※欲求であり、要求ではありません。

4.自分がすること
お互いに関係をよくするために、相手だけに改善を求めるのではなく、自分もすることを相手に伝えます。

 

これらを「わたし」を主語にして伝えます。

それがIメッセージと言われる所以です。

なぜIメッセージかというと、

「あなた」を主語にすると、

相手を避難するメッセージになってしまう

ことになりがちだからです。

 

では以上を、

「彼氏に誕生日を忘れられて腹を立てている彼女」

を例にしてやってみましょう。

 

1.相手の行動
「昨日はわたしの誕生日だったんだけど、忘れてたよね。」

2.自分の気持ち
「わたしは大切にされていない気がして、悲しかった。」

3.相手に対する要求
「埋め合わせに、わたしの行きたかった美術館に連れて行ってほしい。」

4.自分がすること
「あなたの誕生日には、あなたの好きな野球観戦にいこうね。」

 

こんな感じでいかがでしょうか^^

 

わかり会える人とのお付き合いを大切にしましょう

 

あなたが、相手を傷つけないよう、

自分の気持ちと要求を相手に伝えたにもかかわらず、

相手が無視したり非難したりしてくるようなら、

そういう相手とは距離をおきましょう。

 

あなたが怒ることで、

あなたのことを大切に思わない人はあなたから離れていきます。

あなたのことを大切にしてくれる人が残ります。

 

大切なのはあなたが自分の気持ちと要求を、

怒りを抑えることなく、

言葉で表現できたことです。

それができたあなた自身を褒めてあげてくださいね。

 

まとめ

怒りは大切な感情表現の1つである。

大切な人やものを守るために怒る。

自分も相手も傷つけない怒り方

Step1 怒りの目的を理解することで、ほんとうはどうしたいか本音に気づく

Step2 怒りの感情を否定せずに認める。体の感覚を探る。

Step3 怒りを表現する

  1. 怒った顔をする
  2. アクショントークとIメッセージで伝える

怒りの気持ちと相手への要求を

言葉で表現できた自分を褒めて、

自分を大切にしてくれる人とのお付き合いを大切にする。

 

あなたが怒りを表現することによって、

お互いに大切にし会える人間関係を築いていけますように

心よりお祈りしております。

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