仕事がうまくいかない?繊細さんが無力感を克服する方法

無力感にさいなまれている人

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。

「何もする気がしない」
「自分には何もない」
「ほとんど毎日疲れている」

こんな風に無力感に苛まれることはありませんか?

 

仕事でミス、
人間関係のトラブル、
将来への不安など、

いろいろな問題が重なって、無力感に押しつぶされそうになることありますよね。

繊細さんはその思いを抱えやすい傾向があります。

無力感の原因は様々ですが、実は、

幼い頃の経験が今の無力感につながっている

ことがあります。

特に、

幼い頃に母親から否定的な言葉をかけられたり、

期待に応えられなかったと感じたりした経験のある方は、

無力感に苦しみやすい傾向があります。

 

無力感とは?

無力感は、

「助けたい」「救いたい」「支えたい」「役に立ちたい」と思ったけれど、

力及ばずうまくいかなかった場合に生じる罪悪感です。

具体的には、

・好きな人を助けられなかった
・大切な人を守れなかった
・期待に応えられなかった
・努力しても結果が出なかった

このような経験が、無力感につながることがあります。

無力感のルーツをたどると、

「大切な人を助けたい、けどできなかった」という気持ちで、

それを最初に感じたのは幼い頃なのです。

例えば、

両親が不仲だった、喧嘩ばかりしていた場合。

母親はいつも苦しそうで、

子供は見ているだけで辛かった。

子供は、何とか母親を助けたい、

幸せにしたいと強く願っていました

母親の愚痴を聞き、寄り添い、

一番の味方でいました

自分のことよりも、

母親の幸せを優先しました

小さなあなたなりに、

精一杯愛していたんですね。

母親に負担をかけないように、

寂しい気持ちを我慢して、

「自分を認めてほしい」
「自分の思っていることを理解してほしい」

そんな願いを押し殺してきました。

でも、母親は父親の愚痴ばかり言って、

ちっとも幸せになってくれなかった。

無力な母に寄り添う子供

母親を助けたい、

喜ばせたいと思っていても、

実際には何もできない自分に無力感

を感じます。

母親の苦しみを少しでも軽減したいと思っていても、

それができない自分に罪悪感

を感じます。

母親を幸せにできない自分は

ダメな人間だと感じ、自己否定

におちいるのです。

母親を愛するがゆえに、

何もできない自分に苦しむのです。

しかし、

子供の力では、

親の悩みや問題を解決することはできなかった。

努力しても、母親を幸せにできなかった。

こうした経験から、

「自分は何もできないダメな人間なんだ・・」
「誰の役ににも立たないんだ・・」
「愛する人さえ幸せにできないんだ・・」

という思いを抱き、

無力感に苦しむようになるのです。

無力感にさいなまれる子供

それは心の深いレベルで、

相手を大切に思うがゆえに生じていること

ですが、

一番認めてほしかった人に認められなかったら、

何をやっても無駄に思えてしまいますよね。

 

愛を受け取ってもらえない子供は、

自己効力感が育たないのです。

 

「これ以上無力感を感じたくない」

その思いから、

人を遠ざけたり、

傷つくのが嫌になって、

何も与えようとしなくなってしまう

こともあります

でもね、

無力感の強い人は、もともと大きな愛を与える力を持っている人

なのです。

だからこそ、

「誰かの役に立てない」
「人の喜びになれない」

と思うと、自分を許せなくなり、

その愛が大きければ大きいほど、

無力感も大きくなり、

疲れ果ててしまったり、やる気や生きがいを

感じられなくなってしまうのです。

無力感にさいなまれる子供

もし、無力感で動けないとしても、

それはやる気がないわけでも、

怠けているわけでもありません。

何かしらの失敗や挫折を経験してつらい気持ちを抱え込みやすい人は、

無力感に支配されているために、

何も手につかなくなってしまっているだけ

なのです。

それだけ、

無力感を覚えるまで愛したということ

なんです。

私たちの心にはもともと、

困っている人を助けたい、
大切な人の笑顔が見たい、

という美しい願いが宿っています。

 

だからこそ、

誰かの役に立てない、
人の喜びになれないと感じると、

無力感に襲われ、
心身ともに消耗してしまうことがあるのです

 

でも、大丈夫です。

無力感は乗り越えることができます。

自分自身の可能性を信じて、

一歩ずつ前に進んでいきましょう♪

無力感を乗り越えるための4つのステップ

1. 無力感の正体と向き合う

「助けたい、でもできない」

という気持ちの根底にある、

「愛したい」
「認められたい」
「役に立ちたい」

という思いを探ります。

 

2. 自分を責めるのは間違いだと気付き、自己肯定感を高める

心傷ついた自分を責めずに、

「こうなったのは無理もなかった」と、

自分自身を優しく受け入れます。

 

3. 過去に母親に受け入れてもらえなかった自分を許し、過去のトラウマを克服する

「完璧な親はいなくても、親は親なりに愛してくれていた」

という視点を取り入れ、過去の自分を許します。

 

4. 「大切な人の笑顔をみたい、愛したい」という気持ちを取り戻し、自己肯定感を高める

もう一度、「自分が本当にしたいこと」

を見つめ直し、自ら選択するのです。

とても勇気のいる決断が必要になりますが、

そうすることで、無力感を超えて

「できる自分」を取り戻す

ことができるようになります。

無力感にさいなまれる子供

 

無力感を乗り越えた先には、

自分らしい輝き
大切な人との温かい繋がり
幸せに満ちた未来

が待っています。

とここまでさらっと書きましたが、

実際やろうとするとそんなに簡単じゃありません。

人間そんなにシンプルじゃないので、

いろんな葛藤が出てくるのです。

もし「自分一人では無理~」と感じたら、

遠慮なくわたしを頼ってくださいね!

一緒に、無力感の正体と向き合い、

自分自身を癒していきましょう^^

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