HSPで仕事がしんどい、辞めたい。これは逃げなんでしょうか?

こんにちは。
HSPパラダイムシフトセラピーの心理カウンセラー立花やよいです。

 

「HSPで仕事がしんどい、辞めたい。これは逃げなんでしょうか?」

 

今日はクライアントさんから立て続けに

同じようなご相談をいただきましたのでお答えいたします。

 

仕事がしんどい、辞めたいという感情を一度持ってしまうと、

ついそのことに意識が向いてしまい

何もかもが嫌になってしまいますよね。

 

やりたくない仕事をただ淡々とこなしていく不毛な日々、

どうにかこのしんどい毎日から抜け出せないものか、

もう限界・・

 

また、こんなふうに思うのは、

「自分が弱いだけなのでは?」

「逃げているのでは?」

と「しんどい」と思う自分を責めていませんか?

 

なぜ「しんどい」と思うことに抵抗を感じるのでしょうか?

 

日本はひとつの会社で働き続けることが美徳とされていましたから、

特にバブル世代の親から、

「転職=悪いこと」という価値観に

影響をうけている方が多いのではないでしょうか。

 

「とりあえず3年は働いたほうがいい」

こんな言葉を親や先輩から言われたことありませんか?

 

他にも、仕事を辞めることを考えたとき、

「弱音を吐いてはいけない」

「もっとしんどい人がいる」

「贅沢な悩みだ」など、

どこかで聞いた、いろいろな言葉が浮かんでくるかもしれません。

 

そして、

「まだ頑張るべき」

「逃げてはいけない」と考え、

限界まで無理をしてしまう人もいます。

 

わたしも、そうでした。

無理をして働き続けた結果、

健康を害してしまった経験があります。

 

人間には慣れる能力があり、

限界に近い状態までストレスや疲労が蓄積しているのに

自覚できない場合があります。

 

体を壊してしまう前に、

逃げる準備を始めましょう♪

 

しんどいに大きいも小さいもありません

 

もっとしんどい人がいても、

あなたが「しんどい」と思えば、

しんどいと思っていいんです。

しんどさは人と比べられません。

 

「しんどいものはしんどい、嫌なものは嫌」と、

自然な気持ちでよいのです。

そう思うほど、

あなたは今まで耐えてきたのだから。

 

「嫌だ、もう限界・・、やりたくない」と思っていい。

そう思うほど、

これまでずっとひとりで抱えて、

誰にも助けてと言えず

一生懸命やってきたのだから。

 

「しんどい、嫌だ」は、どちらも大切な感情で、

そこにはちゃんと理由があるはずです。

 

ネガティブな感情というのは、

多くの場合「あなたを守るため」に働きます。

 

「しんどい、嫌だ」を麻痺させたら、

あなたを傷つける環境や人に近づいてしまうリスクもあるのです。

 

だから、「嫌なものは嫌」でいいのです。

そう思う自分を責める必要はまったくありません。

 

「周りはできているのに、わたしだけ・・」

なんて気にして責任を感じる必要もありません。

 

なぜかというと、

結局あなたの人生が一番大事だからです

 

あなたに負うべき責任があるとしたら、

自分の選択で自分の人生を生きること、

自分の人生をよりよいものにすることです。

 

あなたはあなたの人生にこそ責任を負えばそれでいいのです。

 

「しんどい」と感じた時には無理しないようにしたり、

「しんどくないほう」を選んだり、

離れられるものからは、どんどん離れていきましょう。

 

でも一つ注意があります。

「今、辞めてしまっても後悔しないのか」

という点です。

 

仕事から逃げる決意ができても、

突発的に逃げるのはおすすめできません。

 

なぜなら、

「本当に辞めていいのだろうか、

後悔しないかな」

と心がモヤモヤした状態で辞めたとしても、

また同じような職場に転職して失敗した

ということになりかねないからです。

 

まずは冷静になって、

自分自身を見つめ直してみることを

私はおすすめします。

 

正しい仕事の逃げ方

 

【Step1】まずは退職よりも部署異動や休職できるかどうか検討する

 

仕事には必ず合う合わないがあり、

合わない職場で働き続けると

知らず知らずのうちに疲れやストレスが蓄積されていきます。

 

体調が悪い状態では冷静な判断ができないので、

疲れ切っている人は、

退職よりも休職を検討するようにしましょう。

 

また、転職活動には平均して3ヶ月ほどかかると言われています。

そのため、生活費の貯蓄がない人は

毎月赤字の中で転職活動をすることとなり、

精神的なストレスがとても高くなります。

 

休み休みでも、できるだけ在籍して

給料を受け取りながら転職活動していれば、

お金の心配は不要になります。

 

【Step2】自己を徹底して分析する

 

やみくもに転職したからといって

必ずしも良くなるとは限りません。

転職をした結果、

より状況が悪くなってしまった、

自分の望む仕事ができなかった

といった失敗につながることも十分あります。

 

自分がどの部分でつまずいたのかわからないと、

何度も同じパターンを繰り返してしまいます。

 

そうならないようあらかじめ、

今回仕事から逃げたいと思うまでに至った原因を追究し、

自分がどんな職場、環境、将来を目指しているのかを明確にしましょう。

 

「仕事がしんどい、辞めたい」

という感情を抱いてしまった原因は何なのでしょうか?

 

そもそも「自分に向いている仕事、

得意なことは何か」

「ほんとうはどんな仕事がしたいのか」

といった点を自己分析して考えてみない限り、

また自分自身を見失い

「仕事がしんどい、辞めたい」

という感情が湧き出てしまいます。

 

辞めた後に「どんなにいい会社だったのか」気づいても、

もう戻ることはできません。

 

「もう嫌、辞めたい」けど、どうしてもやらなきゃいけない

 

辞めたいと強く思っていても、

家族やパートナーがいるため、

どうしてもやらなきゃいけない、

安易に辞めることができない場合もありますよね。

 

そんなときには、

やるメリットがあるかどうかを考えてみましょう。

 

たとえば、

どうしてその仕事をやりたいと思ったのか、

当初の目的を思い出すのもいいかも知れません。

 

まとめ

 

「仕事がしんどい、もう限界・・、嫌なもんは嫌、辞めたい」と思って大丈夫。

そう思ってしまう自分を責めないでくださいね。

 

どれも生きていく上で、必要な感情で

あなたを守ってくれているのですから。

 

その上で、問題解決に動く、

自分に向いている仕事を探す、

などの対策が有効です。

 

具体的には、退職よりも休職をして、

自己をじっくり見直す期間をとり、

同じパターンを繰り返さないようにする。

 

自分でコントロールして、

今よりも良い環境、良い未来を作るために

準備をしていきましょう♪

 

 

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