競争や争いごとが苦手なHSPの仕事術3つのポイント
こんにちは。
HSPパラダイムシフトセラピーの心理カウンセラー立花やよいです。
「あ~毎日しんどい、仕事辞めたい、ストレスが半端ない・・」
HSPさんが仕事でつらいのは、繊細な気質のせいでふつうの人よりもストレスを感じやすいからだと言われています。
わたしの20代の頃はまだHSPの概念もなく、人に相談しても「気にし過ぎ」と言われて、逆にみんなはなんで気にならないの、自分がおかしいのか、どうせ誰にもわかってもらえない、と拗ねた気持ちになって内に籠もっていました。
HSPさんと非HSPさんとの違いは処理する情報量の多さです。
非HSPさんは、言葉によるコミュニケーションをとるのに対して、HSPさんはすべての感覚器官をフル活用して相手の情報をキャッチします。
普通のひともそう言った感覚器官を使いますが、HSPは羽毛のような繊細なセンサーで相手の表情や声のトーンなど言葉以外の細かい情報もすべてキャッチしてしまうので、処理プロセスに時間がかかりへとへとになってしまうのです。
それは、必要な情報、そうでない情報に関わらず全てを丸ごと拾ってしまうということです。知りたくもない人の考えや気持ちが全細胞から勝手に入ってくる、という感覚と言ったらいいでしょうか。
だから目の前の人が落ち込んでいると、まるで自分のことのように沈んでしまう共感疲労に陥ってしまうこともあります。
HSPさんが心地よく仕事をするにはポイントがあります。
生まれ持った資質は変えられません、また変える必要もありません。
肯定的に見て上手につき合えるようになると、自分の色で生きることができるようになります。
Point1 まずはご自身の特性を知ることです
ストレスを感じたときに、どんな状況だったか、どんなストレス反応が表れたのか、観察して自分の取扱説明書をつくります。
自分を客観視して理解する、それだけでもかなり安心します。
また、状況に応じて環境を変えたり、周りに敏感さを伝えたりすることで、辛いことに少しずつ対処できるようにもなってきます。
Point 2 つ目は、自分の物差しは自分で決める
たとえばHSPの気質に「競争が嫌い」と言うのがあります。平たく言うと平和主義です。
結果が求められる営業やノルマの厳しい競争が求められる環境は、HSPにとっては精神的に辛くなってしまいます。
そもそも人との調和が得意なHSPには、競争に勝つことの意味がわからないのです。
いや、頭ではわかっていますよ。でも気持ちと言うか、腹落ちした感覚がないないので、どこかついていけないのです。
そして世の中は成果主義の勝つことを推奨する言葉で溢れています。
「競争性」は、他者と自分を比較し、その比較対象の相手に勝つことをモチベーションに、チームや組織を進化させ前に進ませることのできる素晴らしい資質です。
でも、勝ち負けに興味がなくてもいい!
どっちが正しいかとか間違っているとかの正解はなく、「ただ違う」だけなんですよね。
周りの物差しで自分を評価し過ぎていないかどうかチェックして、自分の物差しは自分で決めて、違いを認めることが大切です。
Point 3 つ目はオンリーワンになる
個人事業主や起業家も同じです。
競合他社との差別化、スピード重視の大量生産、みたいな思考だと動けない傾向にあります。
では、どうすればいいのか?
オンリーワンなことをやればいいのです。
それはイコール、あなただけの世界観と強みを見つけて発信することです。
伝えたい人へ向けて表現できるようになると、自分の想いに共感する方々と繋がって、無理なく自分らしく働けるようになりますよ♪
まとめ
HSPさんが心地よく仕事をするポイント
Point1 まずはご自身の特性を知ること。自分を客観視して取扱説明書をつくる
Point 2 つ目は、自分の物差しは自分で決める。調和性と競合性、どちらも愛すべき素適な資質で正しいとか間違っているとかじゃない、ただ違いを認めるということ
Point 3 つ目はオンリーワンなことをやる。あなたの世界観と強みを見つけて発信することで、自分の想いに共感する方々と繋がって無理なく自分らしく働けるようになる
感受性が豊かで平和主義なHSPさんが、ひとりでも多く、自らの気質を活かせ自分らしく輝ける環境にたどり着けることを心より願っています。