回避型との恋愛で大切なこと

最初は夢中だったのに、いつの間にか『私は本当に愛されてるの?』不安ばかりが募る
「回避型の考えが分からなさすぎて…!」

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。
今日は、そんなご質問をいただいたので、お答えしますね。

目次

回避型の人との恋愛は簡単ではありません
ちょっとでもプレッシャーを感じると心の扉を閉ざしてしまいます。

急にそっけなくなったり、返信が遅くなったり、
こっちはただ「気持ちを確かめたい」と聞いてるだけなのに、答えてくれない

『なんでそんなに冷たいの?』って聞けば、さらに距離を取られる。
仕事が忙しくなったり、友達との予定が増えたり、急に趣味に没頭し始めたり。

「え、なんで!? 一緒にいるほうが安心するのに!」
「こっちは向こうを優先して1人にさせたのに、なんで感謝されないの?」

なんか、こっちばっかり必死になってる気がして、余計に苦しくなりますよね。

でも、忘れてはいけないのは、彼らのその態度の裏には『恐れ』があるということ。

回避型の人にとって、親密な関係は 「安心」ではなく「負担」 に感じることがあります。
特に 「疲れたとき」「大変なとき」 ほど、1人でエネルギーを回復しようとする のです。

不安型の人は、「つらいときこそ支え合うもの」と考えますが、
回避型の人は、「つらいときこそ1人で立て直したい」と思うんですね。

だから、彼は 「1人の時間が必要」 だと感じると、自然に距離をとります。

でも、それは「あなたが嫌いだから」ではなく、
むしろ「これ以上傷つきたくない」
という防衛本能かもしれません。

かつて、信頼していた誰かに深く裏切られた経験があるのかもしれない。
その傷を二度と繰り返さないように、彼らは 「心を守るための鎧」 を身にまとい、
人との距離を一定以上、縮めないようにしてしまうのです。

だから、彼らは人を遠ざけたいわけではない。
むしろ、優しくされること自体に不安を感じてしまう。
親密さに慣れておらず、どう受け止めればいいのか分からない。

無意識のうちに、せっかくの愛を壊そうとすることさえあるんです。

だから、彼らを追い詰めるのではなく、『ここにいても大丈夫なんだ』と思えるような環境を作ることが大切

そして、もう一つ大事なのは、自分自身にも問いかけてみること。

わたしはどうして、こんなに頑張らないと手に入らない人を好きになったんだろう?

だって、本当に愛してくれる人って、 あなたが不安にならなくても、ちゃんとそばにいてくれるはずですよね?

それなのに、「手に入らない人」を追いかけてしまうのは、なぜでしょう?

「私は、本当に愛されることを望んでいる」
そう思っているのに……


実は、それを避けるような恋愛のパターンを繰り返しているだけかもしれない。

彼だけじゃなくて、私も……?!

もしかしたら、私自身も『本当に愛されること』が怖いのかもしれない。

もしかしたら、ただそれを回避型の恋人に投影しているだけなのかも知れません

「彼が距離を取るから、不安になる」 と思っていたけれど、
もしかすると、私は 「もともと愛されることに自信がなかった」のではないか?

彼の態度に反応しているつもりだったけれど、
実は、私はずっと 「愛されることへの不安」を抱えていたのかもしれない。

そう考えると、
「彼が冷たいから私が不安になる」のではなく、
「私自身の不安が、彼の態度をより大きく感じさせていた」のかもしれない

だから、お互いを「冷たい人」「感情的すぎる人」と決めつけるのではなく、
「同じように依存することが怖い者同士」として向き合って見ることが大切かも知れないですよね。

そうすると、お互いの不安や防御パターンも見えてくる。

そして、不安を受け入れながら、少しずつ歩み寄る

それこそが、本当の意味での親密さ
お互いが愛に向き合うステップになるのかもしれません。

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