【アダルトチルドレン克服】「自分を大切にする」とはどういうこと?
こんにちは。
HSPパラダイムシフトセラピーの心理カウンセラー立花やよいです。
「もっと自分を大切にしましょう」
しあわせになるためには必要なこととして、よく言われる言葉ですが、「自分を大切にする」意味や具体的な方法ってなんだかよくわからないですよね?
わたしも長い間ピンときませんでした。
はじめは、この言葉を聞いて「そっか、もっと自分を大切にしなきゃ!」と素直に受け止めました。
自分へのご褒美としてマッサージを受けてゆったりとした日を過ごすとか、栄養のある美味しいものをつくって食べたり、好きなブランドショップで大人買いしてみたりと、ありとあらゆる自分のやりたいと思うこと、良いと思われることはやってみたんです。
なのになぜか、まだ満たされない。生きることが時々無性にしんどくなるし、むなしさも感じている。
これだけ贅沢して、お金にも困ってない、何が不満なんだろう、わたしの頭がおかしいのかワガママなのか?その理由が分からないので、さらに「自分を変える努力」をがんばっていました。
「人は変えられない、変えられるのは自分だけ」と言われて、「自分が変わらないからダメなんだ」といつも自分を責めていました。
重度のアダルトチルドレンはどこまでいっても自責的・自虐的ですよね。笑
「自分を大切にする」とはどういうこと?
「自分を大切にする」ということは、自分自身を丸ごと母性愛で包み込んであげることです。
それはどういうことかと言うと、自分のいろんな感情に向き合って寄り添うことです。
もしあなたがより豊かな人生を送るために、自分を変える努力をがんばってきたのに満たされていないとすれば、きっとあなたのインナーチャイルドは傷ついています。
インナーチャイルドとは、あなたの潜在意識のなかにいる「3歳の子ども」です。
幼少期に親からの愛情(無条件の愛)を十分に与えられなかったことで、不安や怒り、悲しみを抱えています。それらに1つずつ向き合い、共感してあげるのです。
そうすると、3歳の子どもが「ネガティブな感情を感じている自分でも否定することなく受け入れてもらえた」と感じ、ほっとするのです。
それが、「ありのままの自分でもいいんだ」という自己肯定感につながり、「自分には価値がある」「自分は大切な存在だ」と自分を愛することができるようになるのです。
母性愛がベースになります
人が快適に生きていくために必要なのは、はじめに母性愛の愛情を与えられることで安心感を得ることです。
その次に、父性は子に「がんばること」を教えます。父性愛で小さな行動を促し、「自信」をつくります。母性愛は無条件の愛でしたが、父性愛は条件付きの愛です。しつけや社会のルールを教える、アドバイスをする、行動を修正するといったものです。
必ず、母性愛→父性愛の順番、母性愛ファーストの原則です。
父性愛だけだと燃え尽きます
もし、母性愛を十分に与えてもらっていない人が外の世界に出て「がんばり」を要求されると、とても生き辛い人生となります。安心感や自己肯定感がないまま職場や社会で結果を求められるからです。
無理をして努力し結果を出さないと、自分の居場所がなくなるような不安に絶えず追われ、「やってもやっても安心しない」→「さらにムチを打ってがんばる」ので、燃え尽きてしまうのです。
ですので、アダルトチルドレンを克服するには、まずはあなたの心を母性愛で包み込むことが必要です。
まとめ
- 「自分を大切にする」ということは、自分自身を丸ごと母性愛で包み込んであげること、つまり、自分のいろんな感情に向き合って寄り添うこと
- 人が快適に生きていくために必要なのは、母性愛がベースとなる。その次に父性愛でがんばることを学び、自信をつくる。
- 父性愛だけだと燃え尽き、とても生きづらい人生となります。
- アダルトチルドレンを克服するには、必ず母性愛→父性愛の順番、母性愛ファーストの原則です。