【HSP対策】上司が怖くて萎縮してしまう。頭が真っ白になって声が出ない。

「あ、来る」

上司が近づいてくる気配だけで、手に嫌な汗がにじむ。 

背中にあの威圧感がビームみたいに突き刺さる。

いざ目の前に立たれ、「これ、どうなってるの?」と強い口調で詰められた瞬間、頭の中が真っ白になる。

「すみません」

それしか言えない。 

本当は理由がある。経緯もある。 

でもその瞬間、思考が1ミリも動かない。

周りの同僚は普通に受け流しているのに、なぜ私だけがこれほどあたふたしてしまうのか。

家に帰っても、何も言えなかった自分の姿が何度も再生される。 

夜中に目が覚めては、「次はこう返そう」「次は負けないようにしよう」と頭でシミュレーションを繰り返す。

けれど、あれほど準備したはずの言葉が出てこない。 

喉が詰まって、声にならない。

緊張で本来のパフォーマンスが出せず、またミスをして、叱られる。

この悪循環から抜け出せないまま、また明日が来る。

あの足音が、また近づいてくる。 

もう、どうしたらいいのかわからない。

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。

 私自身も、高圧的な上司の前では蛇に睨まれた蛙のように固まって、声ひとつ出せませんでした。

 でも、この反応の裏にある神経系の仕組みがわかってから、あの頭が真っ白になる理由が見えたんです。

今日は、その仕組みと抜け出し方をシェアしていきますね。

目次

なぜ上司の前で頭が真っ白になるのか

上司の足音が聞こえた瞬間、私たちの脳内では、意識よりも先に自律神経のモードが切り替わっています。

私たちの自律神経には、3つのモードがあります。

脳の中に目に見えない信号機がある、と思ってくださいね。

🟢 安全モード — 本来の力が発揮できる状態 

🟡 戦闘モード — 不安やプレッシャーを感じた緊急事態 

🔴 フリーズモード — 脳がシステムを停止させた状態

高圧的な上司の声や視線を浴びたとき、あなたの脳はそれを生存を脅かす存在としてキャッチしてしまいます。

すると、🟡戦闘モードを通り越して、一気に🔴フリーズモードへ落ちるんです。

これが、蛇に睨まれた蛙の状態です。脳が強制的にシャッターを下ろして、身体を固めてしまう。

ヘビに睨まれて動けなくなっているカエルのイラスト

頭が真っ白になる、声が出ないのは

自律神経が「今は死んだふりをしてやり過ごせ」という防衛命令を出しているからです。

刺激に敏感な人にとっては、とても自然な反応なんですね。

フリーズモードから抜け出す方法

🔴の状態(フリーズモード)に落ちているときは、頭で冷静になろうと考えるより先に、身体を通じて脳に今は安全だよという信号を送ってあげる必要があります。

まずは、足の裏が地面についている感覚に意識を向けてみてください。靴の中で指が床を押し返している、その硬い感覚だけに集中します。

これだけで、脳は今、ここに自分の足で立っている現実を認識し、🔴フリーズのロックを少しずつ解除し始めてくれます。

即答しなくていい。持ち帰り制で自分を守る

その場ですぐに答えを出そうとすると、さらに焦ってフリーズが深まります。

「確認して、後ほどお伝えします」

このフレーズを、お守りとして持っておきましょう。

一旦その場を離れて、🟢安全モードに戻ってから考えればいいんです。

自分に即答しなくていい許可を出してあげる。

そもそも部下を萎縮させて本来の力を出せなくさせている時点で、その上司側にマネジメント能力の課題があることも見えてきます。

相手が感情をぶつけてくるのは、相手の未熟さゆえのこと。相手の問題なんですよね。

また、以前の記事でお伝えした「言葉だけを見る」ワークも併用してみてくださいね。

蛇に睨まれた蛙のままで、戦う必要はありません

上司の性格や言動を変えることはできません。でも、自分の身体の反応は変えていくことができます。

睨まれて動けなくなっている自分に気づいたら、まずは足の裏の感覚に戻る。 最初はうまくいかなくても、繰り返すうちに脳が安全だよの信号を受け取るスピードが上がっていきます。

もし、一人でその整え方を見つけるのが難しいと感じたら、いつでも頼ってくださいね。

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