身体が緩まない本当の理由「なまこちゃん」が教えてくれたこと

仕事をやり切って、さあ休もうと思っているのに、なぜか身体の力が抜けない。そんな経験はないでしょうか。

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。

先日、わたしもまさにそんな状態でした。しばらく続いていた仕事がひと区切りついたあとで、心身ともにぐったりして動けない。

なので、自分が作ったインナーフレンド瞑想を、横になって聴いてみました。

何がそんなにしんどいのか、身体に意識を向けてみると、 胃のあたりに、なんだか「なまこ」みたいな感覚があることに気づきました。

色はなくて、ぼよ~んと柔らかいのに、 胃の底にで~んと居座っている。そんな感覚です。

「なまこちゃん」と名付けました。

インナーフレンドワークでは、こうして身体の感覚に名前をつけて、お友達のように接していきます。すると、その子の方から、自分のことを教えてくれるんです。

わたしたちには、ほんとうは苦しいのに、その気持ちに気づかないようにようにする「防衛本能」がそなわっていますから、なかなか力を抜こうと思っても抜けないわけです

でもお友達として接すると、するするっと抜けるわけなんですね。

なまこちゃんと対話します

ただ親友が落ち込んでいる時に、何もいわずに寄り添うように

ただ横に座って、なまこちゃんを感じます。

するとなまこちゃんの、

「私がここ固めて支えるから、やよいさんはお仕事をがんばって」

という言葉が心の中に浮かんできました。

わたしが今までがんばれたのは、なまこちゃんがこうやって健気に支えてくれていたからだったんだ

わたしたちは目の前のことを処理するために

ときに「辛い」という感情を見ずに、やりきることがあります。

これはいい悪いではなくて、人間の標準システムなんですよね。

だから、わたしはあの大変な日々を乗り切ることができた。

投げ出さずに、最後までがんばれた。

ちゃんと、形にすることができた。

この子が麻痺してくれていたから、できたことがあるはずなんです。

そこに、ただ「緩めよ」と言っても、緩まないわけです。

がんばりが終わったあともなお、身体が固まったまま解除できなくなっているだけ。

それが、あなたの身体が緩まない本当の理由です。

だから、なまこちゃんに伝えるんです。

「ごめんね、今まで気づかずに。わたしが力を出せるよう、ずっとそこでふんばっていてくれたんだね。ありがとう」

そうすると、なまこちゃんがようやく、

「自分の頑張りを受け取ってもらえた」と思って、力を抜けるんです。

わたしの胃のあたりも、ふっと少し緩んだのを感じました。

窓辺に置かれた花柄のティーカップ、夕方の柔らかい光に照らされて

***

「自分を大切に」とよく言われますが、

どうやって自分を大切にしたらいいのか、わからない方も多いと思います。

どれだけ泣いてその場はすっきりしても

「ああなるほど、大変だったんだ、辛かったんだ」と頭で理解しても、

身体の緊張は抜けない。

頭でわかることと、身体が緩むことは、別なんですよね。

身体に意識を向けて、その子と対話してみる。

自分の中にいるインナーフレンドに出会えたとき

あなたの身体も少しずつ緩んでいくはずです。

それがすぐにできなくても、大丈夫です。

頭の中でぐるぐるが続くときは、あなたのインナーフレンドが、今もあなたのためにふんばっていてくれるときだと受け取ってみてもいいと思います。

あなたの身体の中にも、あなたのためにふんばってくれているインナーフレンドが、いるかもしれません。

自分の中にたくさんの友達ができると、不思議と、外の世界との関係も、少しずつ楽になっていきます。

必要なときに自然とふんばれて、休めるときには、ちゃんと深く休める。そんなしなやかな自分に、戻っていけるんです。

そろそろ、その子と一緒に、ひと息ついてみませんか。

今回も読んでくださり、ありがとうございました。

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