HSPが頼まれると断れないのはなぜ?
「いいですよ、やっておきますね。」
目の前で困ってる人を見ると、
「いいですよ」が勝手に出てくる。
本当は、自分にも余裕なんてないのに。
断るという選択肢が、
頭の中には最初から存在しない。
もし断ったら、困らせてしまうかもしれない。
相手の曇った表情を見るくらいなら、
自分が無理をして引き受ける方がずっと楽。
でも、後でどっと疲れが押し寄せる。
「どうして私は、いつも断れないんだろう。」
周りの人は、
「今は手一杯なので、すみません」
と自然に言えている。
あんな一言が、どうして私には言えないんだろう。

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。
カウンセリングでお話を伺っていると、
「仕事で動けなくなってしまった」というご相談をよくいただきます。
その根っこを紐解いていくと、
「頼まれると断れない」という心と身体の仕組みが隠れていることがとても多いんです。
今日は、なぜ断れない状態になってしまうのか、その仕組みについてお話ししていきますね。
「いいですよ」が止められない理由
言いたいことがあるのに、
いざその場になると言葉が出てこない。
どう言えばいいか分からないし、
そんなことくらいで…と甘えたこと言ってると思われそうで。
結局は、「大丈夫です」と言ってしまう。
自分さえ我慢しておけば、場はうまく丸く収まる。
誰にも迷惑をかけずにすむ。
本当は、もうキャパオーバーだと分かっているのに。
断ることで、相手の表情が曇る。
困らせてしまうかもしれない。
がっかりされるかもしれない。
その空気を感じるくらいなら、
自分が我慢したほうが、ずっと楽なんです。
それくらい、
断ったあとの相手の反応に、身体が耐えられないんです。
だから、自分が無理をする道を選んでしまう。
身体が「相手を優先したほうが安全だ」と判断しているんです。

身体が覚えている「安全のルール」
断れない人の多くは、
子どもの頃から我慢することが当たり前の環境で育っています。
家の中に、どこかピリッとした緊張感があった。
厳しい親、もしくは厳しい大人がいて、
機嫌を損ねないように。
場を荒らさないように。
言われたことに黙って従うように気をつけていた。
もしかしたら、お母さん自身もそうやって飲み込んできた人だったかもしれません。
お母さんから、こんなふうに育てられませんでしたか。
「迷惑をかけないように。」
「一人で生きていけるように。」
将来のためにと、塾や習い事。
やりたいことよりも、やるべきことを優先させられた。
そこに悪気があったわけじゃない。
お母さんなりの愛情だったのかもしれない。
でも、その中で子どもは自然と学んでいくんです。
自分の気持ちは後回しにして、言われた通りにするのが一番安全なんだ、と。
大人になった今でも、身体はこのルールで動き続けています。
だから、断るかどうかを考える前に、もう「いいですよ」が出てしまうんです。
身体にとっては、それが一番安全な反応だからです。
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我慢してしまう私。
本音が言えない私。
頼まれると断れない私。
その子たちには、それぞれ役割があります。
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