自己愛性人格障害 ターゲットがいなくなったらどうなるのか
ようやく離れた。あんなに傷つけられて、ボロボロにされて、やっとの思いで逃げ出した。
せいせいした。もう関わらない、そう決めたはずなのに。
ふとした瞬間に、考えてしまう。
あの人、今ごろどうしてるんだろう。私がいなくなって、困ってるのかな。それとも、もう別の誰かを見つけて、平然と笑ってるのかな、って…想像するだけで、悔しい。
あんな奴のこと、もうどうでもいいはずなのに、つい検索してこっそりSNSを覗いてしまう。
また連絡が来たらどうしようと不安になる自分と、来てほしいと微かに期待している自分がいる。離れてもなお、まだ相手の動向が気になる。
こんな自分は、おかしいんだろうか

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。
自己愛さんとの関係から抜け出すこと、本当に簡単なことじゃなかったと思います。
長年にわたる操作の中で、自分の方がおかしいのかもと思わされてきた。そこから意を決して離れる決断をする。口で言うよりも何倍も、途方もなくエネルギーのいることだったはずです。自分の力を少しずつ取り戻そうとしては、揺り戻される。そんなことの繰り返しかもしれません。
それでも、
「この関係は、いくら願っても、望んだようなものにはならない」
その現実を、身をもって腑に落とせたこと。そしてここまでたどり着いたこと。それが、どれほどすごいことか。
だから、まだ揺れ動いていても当然なんです。
──これだけ自分を苦しめたあの人が、のうのうと生きてるのかどうか、気になって当然ですよね。
あなたから離れたとき、あの人たちの頭の中では何が起きるのか。一緒に見ていきましょう。
あなたから離れたとき、あの人に何が起きるのか
すぐに次のターゲットを見つける
誰かに依存していないと自分を保てない彼らは、驚くほどあっさりと新しい相手を見つけます。あんなに執着されていたのに。その姿を見て、「私なんて、最初からどうでもよかったんだ…」と胸が引き裂かれるかもしれません。
でも、どれだけ新しい相手と幸せそうにしていても、中身は変わっていません。また同じように支配して、相手が耐えきれなくなって逃げ出す。そのループを繰り返すだけです。
あの楽しそうな姿は、ただの仮面です。どうか、その見せかけに心を乱されないでくださいね。
激怒して、あなたを悪者にする
穏便に別れてくれることは、まずありません。「俺がこんなにしてやったのに、裏切られた」と、自分の加害性を棚に上げて逆恨みする。
そして厄介なのが、周りに嘘のストーリーを吹聴し始めることです。「あいつは精神的に問題がある」と話をねじ曲げ、自分が被害者のポジションに収まるためのストーリーを作り上げます。
「なんでそんな嘘を…」と悔しくてたまらなくなりますが、これが彼らの保身の常套手段です。
急に優しくすり寄ってくる
悪評を流したかと思えば、今度は急に別人のように優しくなることもあります。あなたが聞きたいであろう言葉を並べて、お世辞や偽りの約束で近づいてくる。
でも、これは反省ではありません。それが通じないと分かると、今度は完全に無視して罰を与える。
激怒、泣き落とし、無視。やり方は変わっても、やっていることは全部同じです。
あなたから反応を引き出すための、計算された操作にすぎません。

もう、あの人の物語の登場人物でいなくていい
自己愛さんの世界観と、あなたの世界観は、まったく違うものです。
あなたは相手を理解しようとする。思いやろうとする。歩み寄ろうとする。でも、相手にとってあなたは、自分を満たすための手段でしかなかった。
その事実は残酷だけど…
だからこそ、あの人を理解しようとすることは、もう終わりにしていいんです。
あの人の行動も、あの人の人間関係も、あの人があなたの気を引こうとする試みも、もうあなたが背負うものではありません。
これからは、あの人の物語の登場人物ではなく、自分の物語の主人公として生きていい。
* * *
振り回されてしまう私。
相手の顔色ばかり伺う私。
まだ安心できずにいる私。
その子たちには、それぞれ役割があります。
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