優しい人ほどなめられる。その仕組みと抜け出し方
気を遣ってるのに、なぜか雑に扱われる。
断れなくて引き受けたら、次からは当たり前になっている。こっちは相手のことを考えてるのに、向こうは全然考えてくれない。周りは自分の都合を平気で優先してるのに、私だけいつも損してる気がする。
「優しくしてるのに、なんで私ばっかり?」
そう思ったこと、一度や二度じゃないんじゃないでしょうか。

こんにちは、心理カウンセラーの立花やよいです。
私もずっとこのタイプでした。人の頼みを断れない、相手の機嫌を優先してしまう、気づいたら自分だけが疲れてる。「私が優しすぎるのがいけないのかな」って、本気で悩んでた時期があります。
でもこれ、優しさの問題じゃなかったんですよね。
今日はその仕組みと抜け出し方についてお話ししていきますね。
優しいのになめられる人と、大切にされる人。何が違うのか
世の中には、同じように優しいのになぜか大切にされてるという人がいますよね。
別にその人の方が強いわけじゃない。言いたいことをズバズバ言うタイプでもない。むしろ穏やかで、柔らかい雰囲気の人だったりする。
じゃあ何が違うんでしょうか。
優しさの量? 自己肯定感? メンタルの強さ?
実は、どれでもないんです。
一番の違いは、「誰に優しさを渡しているか」なんですよね。
なめられてしまう人は、なめてくる相手に優しさを渡し続けてる。大切にされる人は、ちゃんと受け取ってくれる相手に渡してる。
つまり、あなたの優しさに問題があるんじゃなくて、その優しさを利用してくる相手がいる、ということなんです。
なめてくる人は、何をやっているのか

なめてくる人って、最初からあからさまに失礼なわけじゃないんですよね。
最初はむしろ感じがいい人が多くて、ちょっとしたお願いから始まります
「ごめん、これだけお願いできる?」
で、こっちが善意で引き受ける。そうすると次も来る。その次も。
いつの間にか、それが当たり前になっていく。
しかも、断ろうとすると急に態度が変わったりする。不機嫌になったり、前はやってくれたのにと言われたり。
こっちが悪いみたいな空気になる。
これ、あなたの優しさを「この人は怒らないし、断らないだろう」と読んで、どんどん要求を上げてきてるだけなんですよね。
意識的にやってる人もいるし、無自覚にやってる人もいる。でもどちらにしても、やってることは同じです。
あなたの「役に立ちたい」「困らせたくない」という気持ちを、うまく利用してる。
こっちが「いいですよ」と言えば言うほど、相手にとってあなたは都合のいい人になっていく。そしてそこに感謝はなくなっていく。
やってもらって当然。断られたら不満。
「お願い」と「要求」は違う
ここで一つ、知っておくと楽になることがあります。
人から何かを頼まれたとき、それが「お願い」なのか「要求」なのかを、ちょっとだけ意識してみること
「もしよかったら手伝ってくれない?」はお願い。
「あなたがやるのが当然でしょ?」は要求。
お願いには応えてもいい。でも、要求まで全部引き受ける必要はないんですよね。
優しさを変える必要はない
これを読んでくださった方の中には、自分でも色々調べて「境界線を引きましょう」と言われた方もいるかもしれません。
「じゃあもっと強くならなきゃ」「はっきりNOって言えるようにならなきゃ」って、誰かれかまわず距離を置こうとしてみたり。
でも、そうじゃないんですよね。
問題はあなたの優しさじゃなくて、そもそもあなたの優しさを都合よく利用してくる相手の方なんです。
そこに気づけるかどうかがポイントで。
なめてくる人の特徴を知っておくと、「あ、また始まったな」と気づけるようになります。
そうやって冷静に見極められるようになると、余計なエネルギーを使わずに、巻き込まれにくくなる。
そして無理に戦わなくても、こちらが静かに距離を取ると、向こうから勝手に離れていったりするんですよね。
あなたの優しさは、もっと丁寧に扱われるべきもの。
その温かさは、ちゃんと大切に返してくれる人に渡していけたらいいですよね。
…ただ、いざその場になると、またいつもの自分が出てきてしまう
頭では分かってるけど、反射的に「いいですよ」が出てしまう。
距離を取ろうとすると、罪悪感が湧いてくる。
それは、身体に染みついた反応だからです。
気づくだけでは変わりにくい部分もあります。
そんなときは、頼ってくださいね。
いつも自分ばかり損をしていると感じる方はこちらもあわせてどうぞ。
人の機嫌に振り回されて疲れてしまう方はこちら。
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振り回されてしまう私。
つい「いいですよ」と言ってしまう私。
相手を優先してしまう私。
その子たちには、それぞれ役割があります。
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